賃貸マンションの高齢者入居について

賃貸というと比較的若い層の方が利用するイメージがあるかもしれませんが日本の高齢化が進む中、一人暮らしをするシニア層の方も増えているようです。

ですが賃貸市場もまだまだ高齢者の方が入居できる物件が少ないのが現状です。

懸念されている理由としては大きく分けて2つあります。

1.身体的な懸念

高齢者のみでの入居となると、もしもお部屋の中で体調を崩されてしまったら・・・といった点が懸念されます。特に高齢者の方の一人暮らしの場合は、お部屋の中で万が一死亡してしまうと発見が遅れ遺体の傷みが進んでしまっていると物件自体の資産価値が著しく低下してしまう為、貸す側としてはそのようなリスクは極力背負いたくないものです。

2.金銭的な懸念

高齢者の場合、すでに仕事をリタイアされており主な収入源を年金に依存しているケースがあります。そうなると貸す側としては「家賃を滞納するのでは・・・」という懸念が発生します。万が一滞納が発生すると回収することが困難となり、リスク回避として入居を断るケースがあります。

上記のような懸念要素はあるかもしれませんが弊社では高齢者の方が賃貸を借りる際は、通常のお部屋探しから契約までの流れに変わりはありません。同じように保証会社の審査をかけ、緊急連絡先や連帯保証人様といった方をつけていただきます。

入居条件として通常と異なる点があるとすれば、

・緊急連絡先および連帯保証人は近隣に住んでいるお身内の方。(できればお子様などが好ましい)

・1週間以上、家を空ける際は事前に連絡をいただく。(いつも見かけるのに数日見てないとなると近隣の方も心配されます。)などといったことです。

高齢者の方の入居についてデメリットだけでなくメリットもあります。

・長く入居してくれる

・生活のマナーがとても良い

・クレームが少なく感謝されることの方が多い

高齢者だからという理由で敬遠するのは大きな機会損失になるかもしれません。

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