賃貸物件の礼金
2019.08.06
部屋探しをしていて不動産会社から物件を提案されたとき、渡された間取り図などに礼金◯ヶ月分と表記されているのを見たことはありませんか。
礼金とは、賃貸物件契約の初期費用の一部として借主が大家さんに支払う金額です。
大家さんや不動産会社にもよりますが家賃の1ヶ月の費用がかかることが一般的です。
なぜ礼金を払う必要があるのか。
礼金をなぜ支払うのか?と疑問に感じている方は少なくないと思いますが、住まいが不足していた時代に借主が大家さんに対して「住まわせてくれてありがとう」というお礼の文化が今でも習慣として残っていると言われています。
そのため厳密には支払い義務はないものと言えます。
敷金との違いは?
敷金とは、借主に万が一支払い能力がなくなった場合に備える、いわゆる担保です。敷金は家賃の1ヶ月~2ヶ月分の費用を住み始める前に大家さんに支払うことが多いです。また部屋に傷や汚れをつけてしまった際は、退去時に修繕費を敷金から差し引く場合もあります。
礼金はお礼としての意味合いなので返金はありませんが、敷金は部屋の使用状況によってはクリーニング代を差し引いた残金が退去時に戻ってくることもあります。
いつ、誰に払うの?貯金がない場合は?
礼金は初期費用として大家さんに支払うお金です。初期費用の清算は契約開始前に行われますので、引越しより前に家賃の1ヶ月分、礼金として別に払う必要があると考えましょう。中には礼金0円の物件もありますが、基本は初期費用としてかかるものとしてしっかり準備しておいてくださいね。
なお貯金がないので払えないような場合は、そもそも契約すらできません。一時的にお金を工面したとしても、今後の生活にも余裕がなくなる恐れがあるため、一旦引越しのタイミングを延長することをおすすめします。
お部屋のことで気になることがある方はぜひご連絡ください。