マンションの固定資産税

マンションは、ごく一部の物件を除いて、年月を経るごとに資産価値が下がっていきます。
資産価値が下がれば、固定資産税も減額されます。

その為、中古マンションは新築マンションより固定資産税が安いと言われます。

ですがそれは建物部分に限っての話であり、実際の中古マンションの固定資産税の細かい部分を紹介致します。

・固定資産税は「固定資産税評価額」基準

新築・中古に関わらず、マンションを購入すると、建物+土地の所有者になるため、それぞれに相応の「固定資産税」が毎年かかります。

この固定資産税は、各自治体が課税徴収を行い、税額は「固定資産税評価額」×概ね全国共通の「標準税率」1.4%で計算されます。

・固定資産税評価額

固定資産課税台帳に登録された不動産(土地・建物)の価格です。
固定資産税評価額は、国土交通省が年に1回、その土地の売買取引において適正とされる価格を定めた「地価公示価格」の70%を目処に計算されます。

この固定資産税評価額は建物部分については経年劣化のために年々下がっていくのが一般的です。
中古マンションの購入を検討している人は不動産業者に「中古マンションは固定資産税も安く済む」ということを言われた事がある方もいらっしゃるかと思います。

建物部分が経年劣化に伴って評価額が下がる為、固定資産税も新築物件の時よりは下がるということです。

土地部分の価格はその年によって上下しますが建物部分は「ヴィンテージマンション」と言われるような特殊な物件でない限り上がることはありません。

建物の経年劣化による評価額の減額は東京都の場合「東京法務局管内新築建物課税標準価格認定基準表」の「経年減価補正率表」を元に年数による減額割合が定められています。

これからマンション購入検討、居住を考えていらっしゃる方は一度固定資産税を一つの目安に検討して頂ければ幸いです。

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