オリンピックチケット価格

2018.08.21

先日、2020年開催予定とされる東京オリンピックのチケット価格が大会組織委員会から公表されました。

競技ごとの最高価格は13万円となり、陸上男子100メートル決勝のある時間帯が最高値になりました。

最低はサッカーなどの2500円で、全体の半分以上を8千円以下にし開会式は5種類の価格帯を想定し、最高は30万円、最低が1万2千円となりました。

比べて開催国の物価の影響もあり比較的低価格であったチケットは2007年に中国で行われた北京オリンピックでは一番高いものは、開会式の5000元(日本円で7万5千円)、
競技においては一番人気であるバスケットボールの男子決勝のチケットの1000元
(1万5千円)となっていました。

そして一番安いのが野球で、30元(450円)となっており、開催都市の物価水準が見て分かります。

また近年チケット価格が最高値になりましたのが2012年にイギリスにて開催されましたロンドンオリンピック、こちらの最安値は20.12英ポンド(約2500円)、最高値は2012英ポンド(約25万9000円)と2020年に開催される東京オリンピックの最高値に近いチケット価格水準となっていました。

オリンピック開催後の開催都市の物価、景気変動が大きく二極化する事が過去を見ると分かる。

特に新興国は遅れているインフラを一気に整えようと巨額の投資を行い高速道路や新幹線が徐々に整いオリンピック開催後に前倒しで事業団体や企業の投資や市民が盛り上がりに際して消費した反動のギャップが生まれ不景気に陥ります。

一方、既にインフラが整っている先進国は途上国ほど多額の投資を行わず、経済規模が大きいので影響も少なく済みます。

日本のオリンピック終了後は大幅な経済成長の増加がないのは1964年の東京オリンピック開催後の景気を見る限り実情です。

オリンピック開催後の景気の良し悪しもありますが東京オリンピックという公共事業を通じて日本代表選手の活躍を観て、「自分も頑張ろう!」と思えることがスポーツの醍醐味だと私は強く感じます。

日本選手の活躍と日本の経済に期待していきましょう!

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