マンション構造の特徴

2019.07.10

都内中枢だけでなく全国に多く建つ高層タワーマンションですが、殆どが鉄筋コンクリート造(RC造)もしくは鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)となりどういった構造でできているのか周知されずに住んでいる方も多いかと思います。

今回はマンションの構造をご紹介いたします。

SRC造の特徴

鉄骨造は建物の骨組にH型鋼などの鉄骨を使用して柱や梁をボルトや溶接で接合した軸組工法ですがSRC造は鉄骨を組んでその周囲に鉄筋を配置しコンクリートを打ち込んで造り上げます。

鉄筋や鉄骨をコンクリートで包むことで錆びに強く優れた耐火性と耐震性を実現しています。

また鉄筋コンクリート構造の長所である「耐久性」と、鉄骨造の長所である「しなやかさ」を併せ持っていることも特徴です。

SRC造は高層マンションや大型の建物に適していますがRC造などに比べると建設コストがかさむため一般的に賃料や売買金額は高めに設定されていることが多いでしょう。

 

RC造の特徴

これは柱や梁など建物の骨格部分を構成する際、組み上げた型枠に鉄筋を配置しコンクリートを打ち込んで建物の骨格部分を一体に作り上げる工法です。

引張力に強いものの錆びやすく耐火性が低い鉄筋と圧縮力に強いものの引張力に弱いコンクリートを併用することで互いの欠点をカバーし合い必要な強度を出しているのです。

その結果耐震性や耐火性・遮音性などにも優れているという特徴があります。

ただし建物自体の重量が重くなるため軟弱な地盤にはあまり適していません。

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