大は小を兼ねる
2015.12.14
諺は言い得て妙です。
不動産投資ほどこの言葉が当てはまるものはありません。
森羅万象全ての物に陰陽があるように、不動産投資にもメリット、デメリットがあります。
皆様勘違いしてますが、物件価格の大小とメリット、デメリットは比例しません。
むしろ反比例します。
物件価格が高いほどリスクが大、物件価格が安いほどリスクが少。
それは借金額の観点からすれば確かにそうです。
しかし一番大切なものは、前回の記事でお伝えしたとおり、
正にCF(キャッシュフロー)なのです。
この観点から不動産投資を検証してみる事にしてみましょう。
始めようとお考えの方に方針を伺うと、大半の方が口を揃えて
「まずは小さい物件から始めて、様子を見て上手くいったら少し大きめな物件、
そして最終的には大型物件を購入していこう‼ 」という戦略を語られます。
その戦略を完成させるのに何年かかりますか?
と質問して、はっきりと回答される方は一人もいませんでした。
という事は、ただ感覚的にリスクが小さいであろうと思う
順番でやろうとしているからなのです。
しかし、融資を受けれる時間は、皆様が想像しているよりもずっと短いのです。
持たざる者がのし上がって富を増やしていくのに基軸とすべきものは、時間なのです。
戦略を立てたら直ちに行動する事です。
しかし中々決めきれず足踏みしてしまう。
それは払拭する為に我々、不動産コンサルタントが存在するのです。
時間をお金に換える事こそが一番大切な考え方なのです。
不動産投資のメリット、デメリットを物件価格の大小で捉えて
前に進めず立ち止まってはいませんか?
実際そうでしょうか?
同じ利回り、CFだとしたら、物件価格の大小に関わらずリスクは同じでしょうか?
正解はバツです。
不動産投資ほどスケールメリットが当てはまるものはありません。
同じ投資効率で事業化した場合(詳細状況は割愛します)
例.1
物件価格5000万円 部屋数10室
表面利回り10%
CF 20%
損益分岐点 入居率80%
2部屋空室になるとCF 0
例.2
物件価格50000万円 部屋数 100室
表面利回り 10%
CF 20%
損益分岐点 入居率80%
20室空室になるとCF 0
例.1と例.2を比較検証してみましょう。
数字上では当然同じ効率になります。
しかし、実際の不動産経営で検証してみると、
2部屋空く確率と20部屋空く確率は同じにはなりません。
①金額的リスク
物件価格5000万円<物件価格50000万円
②不動産経営における空室リスク
物件価格50000万円>物件価格50000万円
不動産投資をしてCFを貯めていきたいのであれば、
②の考えを軸として判断していかなければなりません。
実際私自身も区分マンション投資を15年前に始めて、
一棟収益不動産投資は10年前からスタートしています。
一棟目の物件価格はその当時、市場で購入でき、
かつ私が融資が組める最大価格(31500万円)からスタートしました。
その後、物件を買い増しして現在にいたってますが、
10年間の運用でCFが0になった月は一度もありません。
一番部屋数の少ないアパートで6室の物件を所有してますが、
空室が3室になった事はあります。
私は労働収入と不動産収入は完全に通帳を分けています。
月額収支でマイナスになっても、それまでに口座に貯まった預金で賄っていますので、
デフォルトを起こした事などないのです。
また不動産経営とは「時間をお金で買うシステムである」とお伝えしています。
基本となる考え方を理解なさったら、今すぐご自身の社会的信用力を行使して、
無形の資産を有形の資産(不動産)に変換していきましょう。
あとは原理原則に則り遂行していくのみです。
優秀な人ほど物事をシンプルに考えます。
不動産投資はその優たるものです。
不動産投資は正しく「大は小を兼ねる」なのです。
怖がらずにご自身が購入できる最大価格の物件からスタートしましょう。
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皆様の輝く未来の為に!
Hiroyuki MIKI 〜with you〜