建築条件付き土地のメリット・デメリット
2018.09.29
新築一戸建てといえば建売住宅や注文住宅が大方の割合を占めますが、実はハウスメーカーなどで建てられる大半が「建築条件付き土地」であることをご存知でしょうか。
注文住宅のように希望を取り入れた家づくりができ、建売住宅のような手軽さも併せ持つなどメリット・デメリットを活用する方法をご紹介致します。
・建築条件付き土地
建築条件付き土地とは土地を購入する前提として住宅を建てる条件があらかじめ決められている土地を「建築条件付き土地」と言います。
建築を依頼する会社は土地の売主もしくはその代理人でなくてはなりません。
また建築工事請負契約の期限もあり土地の売買契約を結んでから通常は3ヵ月以内ですが、その間に契約がまとまらなければ、土地の売買契約も無条件で解除となり支払った費用の全額が返却されることになっています。
これらの条件は宅建業法で取り決められ建築条件付き土地であることを示す表記がない広告は認められていません。
建築確認を既に受けている建売住宅の場合は間取り等のプラン変更をすることが出来ませんが建築条件付き土地であれば希望に合わせたプラン作りが可能。
参考プランの中から、希望に最も近いプランを選ぶことが一般的です。
建築条件付き土地のメリット・デメリット
条件、規則決まり事が多くわかりづらい印象もある建築条件付き土地ですが特徴を理解すればメリットもあります。
売主は結果的に土地・建物をセットで売る為、価格設定が割安になります。
ほとんどは間取りの参考プランが用意された後に土地購入+注文住宅に比べると全体像が把握し易く資金計画を立てやすいことがポイントです。
注文住宅のような自由度の高さを持ちながら参考プランを元にしたアレンジなら比較的価格を安く抑えられます。
建築会社が決まっていることを併せ土地購入から建物着工までスピーディーに進められます。
もちろん良いことばかりではなく場合によってはデメリットがあることもございます。
指定の建築会社の特徴が好みに合わなければ意味がありませんし、希望通りの工法・仕様・設備を採用できるとも限らないので追加費用の有無を含めて事前に確認を行いましょう。
3ヵ月間という建築工事請負契約までの期間も一からプランを計画すると必ずしも十分とはいえません。
建築会社の実例などを見て魅力を感じ参考プランも希望に近いものであるなら問題ありません。
その視点で建築条件付き土地を探せば失敗することはないでしょう。
これから戸建て住宅を検討される方に一つの参考にしていただけますと幸いです。
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