東京23区 マンション価格上昇ランキング
2018.07.22
マンション相場情報サイト「マンションマーケット」を運営している(株)マンションマーケットが「東京23区 2017年マンション価格上昇率ランキング」を発表しましたので、お伝えしたいと思います。
ランキング内の上昇率は2017年1月~同年12月までの平均坪単価の上昇率となっております。
2017年に一番価格が上がった区は、何区だったのでしょう?
それでは早速、見てみましょう!
第1位 台東区 5.3%(上昇率)
第2位 足立区 5.2%
第3位 葛飾区 4.9%
第4位 港区 4.4%
第5位 千代田区 4.2%
第6位 荒川区 3.9%
第7位 北区 3.8%
第8位 豊島区 3.4%
第9位 中央区 3.2%
第10位 墨田区 3.2%
第11位 新宿区 3.2%
第12位 渋谷区 3.0%
第13位 練馬区 3.0%
第14位 江戸川区 2.9%
第15位 板橋区 2.7%
第16位 江東区 2.7%
第17位 文京区 2.6%
第18位 中野区 2.6%
第19位 杉並区 2.5%
第20位 目黒区 2.3%
第21位 品川区 2.3%
第22位 大田区 1.7%
第23位 世田谷区 1.4%
以上の結果となりました。
東京23区のランキングによると、1位を獲得したのは台東区で5.3%の上昇。2位3位は足立区と葛飾区と続き、4位5位は港区と千代田区ですが、6位には荒川区と、東エリアが多くランクインしました。
現在、マンション価格が上昇する中、比較的手ごろ感のあった東エリアが上昇率が高くなる一方で、港区・千代田区については坪単価が高いにも関わらず、高い上昇率となっています。
東エリアは東京駅などの主要エリアへ行きやすいにも関わらず、同距離圏内の西エリアより価格が安い傾向があります。
東京都は全体的にマンション価格が上がりましたが、東エリアは元々安かったという理由で、都内で一番上昇率が高くなったと考えられます。
東エリア上昇のもう一つの理由として考えられるのは、観光客の増加による需要増です。
台東区によると、2014年と2016年を比較すると、観光客数は約4504万人から約5061万人と12.3%増加しています。
東京全体では約5億600万人から5億1430万人と1.7%の増加率であることを考えれば、台東区の観光客数が爆発的に伸びていることが分かります。
訪日観光客をターゲットにした民泊物件の需要も上がっており、結果的にマンション価格も上昇したと考えられます。
ちなみに、2012年の首都圏マンション平均価格が4540万円だったのに対して、2016年は5490万円(国土交通省 住宅経済関連データ)となっており、上昇率は20%超とマンション価格は上昇
を続けております。