マンションの固定資産税額 ②金額編

前回に引き続きマンションの固定資産税額を紹介させて頂きましたが、本日は実質的な金額を例に紹介させて頂きます。

土地の評価額は変わらず建物部分の評価額のみ変わるものとして計算します。

例)専有面積80㎡新築時の建物の固定資産税評価額1,000万円・土地の固定資産税評価額3,000万円

・新築時

建物部分に関しては新築時から5年間は半額になる軽減特例が土地部分には200平方メートル以下の「小規模住宅用地」には課税標準額が1/6に軽減される適用措置がある為、その特例を加味して計算します。

〇土地税額:3,000万円×1.4%×1/6=70,000円
〇建物税額:1,000万円×1.4%×1/2=70,000円
〇固定資産税納税額=140,000円

築6年

建物部分の軽減特例期間は終了しますが年数が経っているので年数に応じて再計算されます。

東京都、経年減価補正率0.8335

〇土地税額:3,000万円×1.4%×1/6=70,000円
〇建物税額:1,000万円×0.8335×1.4%=116,690円
〇固定資産税納税額=186,690円

・築15年

東京都、経年減価補正率0.6225

〇土地税額:3,000万円×1.4%×1/6=70,000円
〇建物税額:1,000万円×0.6225×1.4%=87,150円
〇固定資産税納税額=157,150円

・築25年

東京都、経年減価補正率0.3992

〇土地税額:3,000万円×1.4%×1/6=70,000円
〇建物税額:1,000万円×0.3992×1.4%=55,888円
〇固定資産税納税額=125,888円

築20年を過ぎて「中古マンションの固定資産税は安く済む」と言えるということになるでしょうか。
固定資産税はマンションのローンを支払い終えても毎年1月1日の時点で所有している限り納め続けなければならない税金です。

自分が買おうとしている中古マンションに固定資産税を払い続ける価値も含めて考えてみてもいいかもしれません。

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