平均寿命の推移と年金対策方法について

2015.08.15

平素より大変お世話になっております。
OMパートナーズの木村です。

お盆はいかがお過ごしでしょうか?
Uターンラッシュは本日から明日にかけてとのことですので、
お出かけになられている方は、お早目の行動をお勧め致します^ ^

 
お盆には、自身のルーツのご先祖様に思いを馳せる時間とされていますが、
ご先祖様の時代と今を生きる私達との人生において大きな違いがあります。
人生とは、まさに生きる時間となりますが、現在では飛躍的に寿命が延びています。
 

7月末に、厚生労働省から「平成26年簡易生命表による平均寿命」が発表されました。
発表によると、男性が80.50歳、女性が86.83歳となっています。
以下に年次推移を示します。
 

【平均寿命の年次推移】*******************************
 
年次    男性   女性   男女差
平成22年 79.55歳 86.30歳  6.75歳
平成23年 79.44歳 85.90歳  6.46歳 
平成24年 79.94歳 86.41歳  6.47歳
平成25年 80.21歳 86.61歳  6.40歳
平成26年 80.50歳 86.83歳  6.33歳
 
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順調に平均寿命が伸びています。
男性は悪性新生物及び肺炎、女性は心疾患及び脳血管疾患の死亡状況が改善したことが、
平均寿命伸長に寄与しています。
直近では、世界でもトップクラスの寿命となっておりますが、過去のデータに目を向けると寿命の延びに驚きます。

 
一番古いデータとなる
1981~1898年 男性42.80歳 女性44.30歳。
1921~1925年は男性42.06歳 女性43.20歳でした。
当時は世界的に流行したスペイン風邪や、1923年の関東大震災の被害による影響が反映されています。
1947年になると男性50.06歳 女性53.96歳と男女共に50歳を超えてきました。
1960年には、男性65.32歳 女性70.19歳となり、2014年の男性80.50歳 女性86.83歳まで伸びています。
 

最近は、健康な高齢者が増えている実感もあります。
それから、女性の方が男性よりも長生きです。
約6歳程度、女性が長生きする傾向。男性は奥さんが亡くなると、元気を失ってしまう感じですが、女性の方がたくましいのでしょうか?
 

現在の年金制度は、1961年(昭和36年)4月から国民年金法の適用(保険料の徴収)が開始され、国民皆年金制度が確立されました。

その後、1985年(昭和60年)の年金制度改正により、基礎年金制度が導入され、現在の年金制度の骨格ができています。
 

当時から日本国民がこれほど長寿になることが想定されていたのかは疑わしく、
現在の年金制度においても負担の増加と給付の削減が続いているのが現状です。
 

平均寿命が延びることは嬉しいことでもある反面、将来への備えを行う自助努力が必要不可欠となります。
その手段は様々ありますが、長期安定収入が見込める不動産投資を年金対策の目的として取り入れる方が増えております。
 

しかし、例え年金対策といえど、現在の生活を困窮するような提案を行う業者も多く散見されます。
特に新築ワンルームマンションの投資が該当いたします。
新築のワンルームマンションにおいては、その資産性の維持が難しいです。
自己資金をかけず投資でありながらマイナスのフローで運用を行っているようでは、
年金として家賃を受け取るまでに相当の資本投資が必要となってしまいます。
また、その多くは販売会社の利益になるだけで資産形成には組み込まれていないのが現状ですので、ご注意ください。
 

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